基本情報
遺産名:ビキニ環礁
地域:オセアニア
所在国:マーシャル諸島共和国
登録年:2010 遺産の種類:文化遺産
該当登録基準:(iv)(vi)
登録基準を参照
概要:第2次世界大戦の傷跡がまだ癒えず、冷戦へと向かう動きが見られた時期に、アメリカ合衆国は太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁で核実験を再開する決断を下した。この地域に住んでいた人々を移住させた後、1946年から1958年の間に67回の核実験を実施した。この中には1952年の水爆による実験も含まれている。ビキニ環礁は核実験の威力を伝えるのに極めて重要な、直接触れることのできる証拠を残している。すなわち、1946年の実験でラグーンの底に送られた沈没船や巨大なブラボー・クレーター(1954年の水爆実験のコード名が「ブラボー」だった)がそれに該当する。実験は広島の原爆の7000倍のエネルギーに匹敵し、その影響はビキニ環礁の地理や自然環境、被爆者の健康に現れている。この歴史によって、環礁は見た目の平和と地上の楽園のイメージとはまったく逆の、核時代の幕開けを象徴している。これはマーシャル諸島初の世界遺産リストへの登録となった。
ツアー・ホテルを探すなら最低価格保証の旅行サイト エクスペディア
Googleによる検索結果
Loading...
|
地図
Loading...
写真/動画検索結果
Loading...
Loading...
|